ガレージの整理をしてるとパーツ置き場から
もう5年以上前にエリパにて購入した
クイックシフトが目に入りました。
いつもなら、そのまま仕舞いこむのですが
この日は、暇な事もあり
ちょっと付けてみようかな?
と袋から出して
整備書から当該部分の分解図を読んで
M10ポルト3本と
Eクリップ
ピボット部分を取り外すだけで交換出来るかな~
と思いバラシ初めて20分位でシフトレバーを取り外す事が出来ました。
あまりに簡単なので、分解方法は
記しませんが
外したついでに、エリパにも載ってない
製品詳細を観察してみます。
クイックシフトは、レバーの支点と力点、
作用点、の寸法を変更する事で
見かけ上のシフトストロークを変化させますが
ギヤボックス自体のシフトストロークを変更している訳ではないので
テコの原理と同じく
クイックになった分、操作が重くなったり
シンクロ部分への負担が大きくなったりします。
なので、詳細が不明なエリパ製レバーを
購入しておきながら、交換しなかったのですが
まあ、思った以上に交換作業が簡単だったので
不具合あれば、元に戻すつもりで作業を終えました。
外して比べると
先ず、画像の様に
支点と力点(シフトノブまでの高さ)
が約40ミリ短くなってます。
好みが分かれる所ですが
管理人的には、ハンドルからの距離が遠くなる事
が好きではないので、元に戻す為
40ミリ程度の延長アダプターを付けました。
また、角度が少し付いてますので
以前より、シフトが遠い感覚でしたから
少しは改善される方向です。
これで、純粋にノーマルと比較する事が可能となります。
支点と作用点の差がそのままレバー比になりますが
測ってみたところ
73:160=0.456(エリパ出荷状態で使用)
73:200=0.365 (ノーマルノブ位置に補正)
64:200=0.32 (純正レバー比)
0.465/0.32=1.43
0.365/0.32=1.14
エリパ出荷状態だと過度なショートストローク化だと思いますが
自分で好みのストロークへ変更出来る事を考えると
TRDやニスモ等から販売されてる
20パーセント程度のクイックシフトと
同等品(力点も変更されてる為)だと言えます。
過度なレバー比はシフトミスや扱い難さがありますが
この程度なら、良い意味で
慣れるとクイックシフトだと分からなくなると思われ
良く、自動車メーカーが
スポーツ車種(古くはBMWーE30M3 とか、スバルのSTIなど)で
採用する手法ですから、交換して良かった部品だと言えます。