2016年01月15日 (金)
続き
久しぶりにカウルを外した事で、前々から気になってた事の解決を図ることにした。 自称ブレーキフェチな管理人であるが エリーゼのブレーキは フロント APレーシング製対向4podキャリパー リア 英国ハイスペック社製対向2podキャリパー に変更している。 エリーゼのフロントブレーキは 古くからある、CP5XXX系の対向2ポッド(DIMENSION'D'130) のロータスオーダー品で ピストン径が Φ44.5 44.5/2=22.25 22.25*22.25=495.06(円周率は同じ為以後省きます) 対して純然たるレーシングキャリパー(古い設計ですが、、) CP4XXXのピストン径は Φ31.75(1.25inc) 31.75/2=15.875 15.875*15.875=252.015 252.015*2=504.03 とほぼおなじピストン面積なので ブレーキの油圧レシオは、ほぼ同じなんですが リアの方は 純正ブレンボ片持ちキャリパー ピストン径(こちらデータ無いので実測ですが) Φ37 37/2=18.5 18.5*18.5=342.25 ハイスペック社製2pod Φ41 41/2=20.5 20.5*20.5=420.25 と20%ほど面積が大きくなっています。 タンデムマスターの機構上、リアから液圧が掛かりますので フィーリング的には 最初少しフワッとした後カチッとしたタッチになる。 が予想されますが まさしくこの通りのタッチで 自分のクルマだけ乗ってる分には気にならないレベルで 恐らく指摘されるまで、分からない程度のフィーリングだったんですが 何気に、シリーズ1のノーマルブレーキ(マスターバック無し) と乗り比べしたら 「あれっ、ブレーキタッチこんなに最初からカチッとしてたんだ~」 と気づいてから、心の奥で 何時か改善しよう!と誓ってから1年。ようやく実行する機会が訪れました。 そうです、古くからエリーゼのパフォーマンスアップサードパーティである ピルビームさんの パラレルツインマスターで問題解決!です。 思い立ったが吉日です。元旦のその日にピルビームに問い合わせしました。 I used Front caliper , Φ31.75mm × 4, rear caliper is 41mm × 2. Selection of a suitable master cylinder , front Φ19.1 and rear Φ22.2? The brakes touch in front does not have any problem firmly. Some brakes touches behind are loose. Front 31.75/2=15.875 15.875*15.875=252.0156 252.0156+252.0156=504.0312Π Rear 41.28/2=20.64 20.64*20.64=426Π 後日分かりますが、タンデムマスターとツインマスターでは テコ比が同じでも、力点が違いますので、タンデムマスターと同じサイズにはなりません。 故にタンデムマスターと同じサイズを問い合わせた。完全に勘違いメールとなってしまいました。 それに対してピルビーム側の回答が I calculated the master cyls and all three will be 5/8! (15.8mm) diameter to give you a good balance and pedal pressure. As you say it is a CP4623 part which has a specially short travel and works very well. と前後とも、15.8mmサイズのマスターを奨励されました。 ここで個人的に疑問が発生します。 リアのタッチが悪い(深い)なら、リアのマスターはフロントより大きいか もしくは、フロントの方がマスターが小さくなくてはならない?のと違うの。 この辺り、ブレーキタッチは人によって好みがありますので ピルビーム推薦も自分のタッチと合うのか?分からなかったため とりあえず、このサイズで発注して 微調整の為15.9mmの前後サイズ 15.0mmと16.8mmをdemontweeksで発注する事にしました。 支払いをペイパルで行い 1月11日に出荷完了のメールを貰い それから数日してペダルボックスキットが届きました。 事前に取説をメール添付して貰っていたので 大まかな構造と取り付け方法を把握してましたが ↑ここに装着するのは、結構骨の折れる作業になる予感がします。 作業前に確認の為撮影して確信したのですが ↑この部分にバランスバーとツインマスターのプッシュロッドが来ますが 加工含め、ここでは作業したくないスペースですし 上向きで頭を突っ込んで作業するなど頭に血が登りそうな無理体勢です。 ↑こちらの方向からだと分かりやすいですが そもそも、ペダルを外す場合は、完全にボックスで隠れてる ペダルを釣っているシャフトを抜く必要があり シャフトを抜くには、ベダルボックス毎フレームから脱着するほか無いみたいです。 余談になりますが、今回作業するにあたって 事前にエリーゼショップコムにて、ペダルボックスオーバーホールキット なるものを購入してたのですが、作業して分かりましたが、 これはこれだけ交換の為作業するなんて とてもじゃないけど、出来ないな~って事です。 作業的には 1 ブレーキフルードを抜き、タンデムマスターを外す。 2 クラッチフルードを抜き、クラッチマスターを外す 3 室内側アクセルワイヤーを外し引きバネを外す 4 ボックスを止めている、M10のボルト6本を外す 5 防水?の為塗られているシール材を削除する。 これで外れますが、M10のボルトが恐らく単純に10のレンチだけでは 回せない(狭すぎて)ので、工具揃えに自信の無い方は 手を出さない方が無難でしょう。 ピルビームの断面図が分かりやすいのですが 片側3本のポルトでサイドからサンドイッチされている構造です。 サンドイッチされてる袋の中にシャフトが通ってる為 シャフトを抜く(ペダルを外す)には必ずボックス毎脱着する必要があります。 長くなったので続きます。 |
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